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病気との付き合い

2007年8月 私の病歴
病気の話は興味深く、待合室などで聞き耳を立てたことのある方もいると思います。
患者さんの話をするわけにはいきませんので、自分の話ならば問題ないと思い、まずは私の病歴を書いてみました。

1歳のとき秋田に1年間住んでいた。風邪をこじらせ消化不良から脱水になった。
当時は点滴がなく、脱水に対して太ももに直接リンゲルを皮下注射したそうである。  
カラスが屋根の上に群がっていたが幸運にも一命を取り留めた。

食が細く、今では面影もないがモヤシのような少年だった。アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・小児喘息とアレルギー疾患をかかえていたが、調子の良いときは腕白だったので周囲はほとほと手を焼いていた。
アトピーのためどこかしらにかゆみがあり、そこをいつも掻いていた。耳の後ろ・ひざの裏など。
鼻炎のため鼻がつまって息苦しく、かゆみもあったのでよく鼻をほじっていた。夜は点鼻薬で鼻が通って休めるのだが、3時間もすると効かなくなり途中で眼が 覚めてしまう。また使って休むのだが、朝起きたときには鼻の奥からのどにかけて乾燥しひりひりしていた。鼻づまりは鼻の粘膜が腫れて通りの悪くなる肥厚性 鼻炎だった。
喘息のためカゼをひきやすく、悪化しゼーゼーと息苦しくなり、ときどきプレドニンを飲んでいた。プレドニンはステロイドホルモン剤で喘息に良く効くが、強 い副作用があることで知られている。感染し易い・小児の発育抑制・胃潰瘍・糖尿病誘発・精神障害など。湿疹やアトピー性皮膚炎にプレドニンの軟膏がよく使 われるが、副作用のため敬遠されることが多い。運が良かったのか副作用も出ず、小学校に通い出したころには喘息はおさまった。
病気のせいだけでは勿論ないが、授業中じっとしておられず、小学校の通信簿には落ち着きがなく、注意力散漫と書かれたこともあった。

小学3年生の夏におたふくかぜになり、自宅安静が必要なのにじっとしていられず急性膵炎になった。ひと月程かかって治ったが今度は左耳がきこえな くなっ た。左の感音性難聴だった。この後1年ほど耳鼻科に通院したがまったく良くならず、勝手に通うのをやめてしまった。以来、さほど不自由は感じないものの、 左側から話しかけられることが嫌になった。聞こえない不便よりも、どうしたのと尋ねる人に説明するのが面倒になった.

 

よぎクリニック 内科 泌尿器科

與儀實夫